飛騨高山
風の盆前夜祭
白川郷
金沢
風の盆本祭り
富山市内観光
情緒ある八尾町、町民の生活から見いだしたおわらの歴史は古く
「おわら風の盆」は八尾に暮らす人々が大切に守り育んできた民謡行事であり
町民の生命ともいうべき特別な存在です

  前夜祭はどのような内容で行われるのですか

前夜祭は11ある町内がそれぞれ1日ずつを担当し、8月20日〜30日までの11日間
午後8:00から10:00までの2時間にわたって実施するもので
昭和57年から始まりました。
本来、各町で実施していた練習の延長として始まったものですが、
本番の混雑解消を図る目的もあって、当初から「みんなで踊ろう」を合い
言葉に観光客も交えた輪踊り形式で行っています
おわら風の盆は旧町と呼ばれる
「東新町、西新町、諏訪町、上新町、鏡町、東町、西町、今町、下新町、天満町」と
「福島」を合わせた合計11の町で行われます。
11の町が自分の町を中心にそれぞれ自主的に行っており、
一堂に会するような事はありません。
従って、全国に名の通った民謡行事としては観光イベント的な要素は少なく、
皆様をもてなすことはあまり上手ではありません。
近年は、山懐の小さな町には余る人並みで混雑を極めています。
満足におわらの良さをご覧いただくことも困難になっています。
しかし、このような状況においても何とかして
全国各地からお越しいただいた皆様に「おわら」を愉しんでいただきたいと考えております
また、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

 深夜の町流しが見たいのですが、どうすれば見られますか

おわら風の盆行事はどの町内も午後11:00までで終了いたしますが
地方を中心に、午後11:00以降も気の合った5〜10人の同士が自然に集まり、
町を流し歩くこともあります。
行事終了後のため、必ずあるわけではありません。
また、深夜の町流しが行われたとしても、
混雑している場所や騒がしい場所は避けて通りますので、
どこの町内でも見られるというわけではありません

 風の盆の由来

二百十日の前後は、台風到来の時節。昔から収穫前の稲が風の被害に遭わないよう、
豊作祈願が行われてきました。
その祭りを「風の盆」というようです。また、
富山の地元では休みのことを「ボン(盆日)」という習わしがあったと言われます。
種まき盆、植え付け盆、雨降り盆などがあり、その「盆」に名前の由来が
あるのではないかとも言われています

「おわら」とは

一説では、江戸時代文化の頃、芸達者な人々は、七五調の唄を新作し、
唄の中に「おわらひ(大笑い)」という言葉を差しはさんで町内を練り廻ったのが
いつしか「おわら」と唄うようになったというものや、
豊年万作を祈念した「おおわら(大藁)」説、小原村の娘が唄い始めたからと言う
「小原村説」などがあります

おわら風の盆豆知識